あくまでシンプルに

アラフォー会社員の読書記録

大人のための読書の全技術

齊藤孝氏による読書ノウハウの本。 実用書で得た知識をどう役に立てるかに興味があり購入。かなり具体的な読書法が書いてあり大変面白い本だった。 どれも興味深いアプローチなのだが、特に印象に残ったのは、 本を読む時に好きな文章を3つ選んで引用してお…

自分でつくるセーフティーネット〜生存戦略としてのIT入門〜

購読している読書メルマガの書評で興味を持ち購入。ITジャーナリストによる生き方指南の本。フェイスブックへのスタンスを考える上でとても参考になった。最近SNSに疲れたなと感じる方におすすめの一冊。 自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入…

天使と悪魔

ダヴィンチコードのシリーズ前作。とある会で知り合った方に映画よりも面白いと勧めていただいたのがきっかけで、 角川書店のKindle本セールで購入。 ある程度ストーリーは覚えていたが、読み始めたら上中下3冊あっという間に読了。『インフェルノ』よりもス…

人を動かすアフォリズム

私がビジネス書の読書をするようになったのは29歳からで、 そのきっかけになったのが著者の『レバレッジ・リーディング』である。 読書を投資と位置付け、CDのリッピングのように中のエッセンスを抽出して 自分の血肉としていくというスタイルにとても感銘を…

沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

元ウォール・ストリート・ジャーナル記者によるAppleの取材レポート。 ティム・クック体制下のAppleの内情に深く切り込んだ内容はとても興味深く、 最後まで一気に読んだ。 いままでのApple関連本はスティーブ・ジョブズ中心に書かれていたのに対して、 本書…

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法

現役弁護士による交渉術の本。 タイトルからはベタな実用書のようだが (そして内容も実用的なものばかりだが)、 著者自身の経験をもとに展開される事例が生々しくかつ面白く、 一気に読めた。 例えば、親族が殺された事件の遺族に対して、 加害者の弁護人…

ベンチャーズ☆ハイ

起業家による私小説。 昨年読んだ『不格好経営』や『絶対ブレない「軸」の作り方』など、 起業もののノンフィクションが面白かったので、本書に興味を持ち購入。 小説仕立てになっているが、 一部を除きほぼ実話と思われる起業の生々しいエピソードに引き込…

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい

良品計画会長による組織づくりの本。とある勉強会のテキストとして購入。 MUJIGRAMという業務標準を社内に浸透させ、 業績不振だった会社をV字回復させた仕組みについて解説。 社員を巻き込んでマニュアルを作っただけでなく、 マニュアルの内容を全社員に徹…

ご冗談でしょう、ファインマンさん (岩波現代文庫)

ノーベル賞物理学者の回顧録。 上下巻を通じて数式や理論などの難解な記述は少なく、 サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』のような、 文系頭でも理解できる理系ワールドが面白いエピソードとともに展開され、 あっという間に読了。 好奇心とユーモア、…

自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術 (朝日新書)

自衛隊のメンタル教官によるメンタルヘルスの本。 戦場や被災地など過酷な環境で任務を遂行する自衛隊員が どのようなメンタルケアをしているのか興味を持ち手にとった。 学術的なアプローチというよりかは現場経験に基づいた実践的な内容が多く、 仕事をす…

インフェルノ

ダン・ブラウンの『天使と悪魔』『ダヴィンチコード』に続くシリーズ続編。 ダンテの『神曲』を軸にイタリアのフィレンツェを起点にしてストーリーが展開される。本作も上下巻あっという間に読了。 このシリーズを読むと現場に行き、 文中に出てくる美術品や…

もっと面白い本 (岩波新書)

元マイクロソフト日本法人社長、現HONZ代表(http://honz.jp/)による書評。 『面白い本』がかなり面白かったので購入。期待を裏切らない内容だった。 今回はさらに取り扱うジャンルが幅広く(「人間」「世界」「歴史」「アート」 「サイエンス」など)、紹介さ…

ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体 (幻冬舎新書)

博報堂のマーケターによる若者論。 『ビー・バップ・ハイスクール』のようなヤンキーは今は昔で、 現行バージョンは「マイルドヤンキー」と命名され、以前と比べて地元志向で 自己顕示欲が低い特徴を持っていると説明。 論理の穴やサンプル数が不十分など重…

百年法

『嫌われ松子の一生』の作者によるSF小説。 角川書店のKindleの書籍70%オフセールで購入。結果大当たりだった。 不老不死の技術を得た日本を舞台に、 不老不死の施術後の寿命を100年と定めた法律の成立を巡って物語が展開する。 世界観にどっぷりとはまって…

海馬―脳は疲れない (新潮文庫)

東大で海馬について研究する科学者と糸井重里による対談集。 文中の記憶についての実験エピソードが印象的だった。 ある図を覚えるさまざまな年齢を対象とした実験で、見て覚える場合と描いて覚える場合の二通りのやり方をやったところ、16歳くらいまではど…