あくまでシンプルに

アラフォー会社員の読書記録

大人のための読書の全技術

星4つ

齊藤孝氏による読書ノウハウの本。

実用書で得た知識をどう役に立てるかに興味があり購入。
かなり具体的な読書法が書いてあり大変面白い本だった。

どれも興味深いアプローチなのだが、特に印象に残ったのは、

本を読む時に好きな文章を3つ選んで引用しておくというもの。

今回引っ張ってきたのは以下の3箇所。

図書館は調べものをするか、買うべき本を見つけるための場所になっています。

 

話を聞きながら、次に何を言おうか、何を質問しようかと考え、キーワードをメモしていくのです。それを繰り返していくことであなたの「質問力」は確実に向上していきます。

 

本を読んだことを自分の中でいかに活用するか、いつも考え続けること。それが「概念活用力」を自分のものにするための練習の第一歩です。

 

巻末には「社会人が読むべき50冊リスト」もあり充実した内容となっている。

読書の習慣を身につけたい人、いままでの読書法を振り返りたい人におすすめ。

 

 

自分でつくるセーフティーネット〜生存戦略としてのIT入門〜

購読している読書メルマガの書評で興味を持ち購入。
ITジャーナリストによる生き方指南の本。
フェイスブックへのスタンスを考える上でとても参考になった。
最近SNSに疲れたなと感じる方におすすめの一冊。

 

 

自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~

自分でつくるセーフティネット~生存戦略としてのIT入門~

 

 

天使と悪魔

星5つ

ダヴィンチコードのシリーズ前作。
とある会で知り合った方に映画よりも面白いと勧めていただいたのがきっかけで、

角川書店Kindle本セールで購入。

ある程度ストーリーは覚えていたが、読み始めたら上中下3冊あっという間に読了。
インフェルノ』よりもストーリーに深みがあり、構成がよく考えられていると感じた。
このシリーズを読むと作中に出てくる場所に実際に行ってみたくなる。
話の鍵となるアンビグラム(180度回転させたり、鏡に写したりしても同じに読めるデザインの文字)を眺めるのも楽しい。

 

 

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

天使と悪魔 (上) (角川文庫)

 

 

 

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

天使と悪魔 (中) (角川文庫)

 

 

 

天使と悪魔 (下) (角川文庫)

天使と悪魔 (下) (角川文庫)

 

 

人を動かすアフォリズム

星4つ

私がビジネス書の読書をするようになったのは29歳からで、

そのきっかけになったのが著者の『レバレッジ・リーディング』である。

読書を投資と位置付け、CDのリッピングのように中のエッセンスを抽出して

自分の血肉としていくというスタイルにとても感銘を受けた。

 

本書は年間400冊読書をする著者が、30冊の本から厳選した名言集。

とりあげられているひとつひとつの言葉に含蓄があるのだが、

ビジネス書の紹介本としても秀逸だと思う。

 

 

本田直之「人を動かすアフォリズム」90

本田直之「人を動かすアフォリズム」90

 

 

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

 

 

沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

星5つ

ウォール・ストリート・ジャーナル記者によるAppleの取材レポート。


ティム・クック体制下のAppleの内情に深く切り込んだ内容はとても興味深く、

最後まで一気に読んだ。

 

いままでのApple関連本はスティーブ・ジョブズ中心に書かれていたのに対して、


本書はティム・クックだけではなく、役員ひとりひとりのキャラクターや業績、


中国の関連工場の内部、サプライヤーなどいろいろな角度から取材を重ねており、


いままでとは違うAppleの姿が見えて面白い。

 

Appleの将来図のヒントとしてSONYと対比している観点も含蓄があり、

非常に濃い一冊。

 

 

沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか

 

 

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法

星4つ

現役弁護士による交渉術の本。

タイトルからはベタな実用書のようだが

(そして内容も実用的なものばかりだが)、

著者自身の経験をもとに展開される事例が生々しくかつ面白く、

一気に読めた。

 

例えば、親族が殺された事件の遺族に対して、

加害者の弁護人としてどう対処したか、など。

 

交渉のステップは感情→論理→感情。

まずは交渉相手に好かれるようアプローチし、ロジックで固め、

最後に友好的にクローズするという流れ。

 

「5章 負の感情に支配されない方法」の内容も興味深い。

弁護士というと理詰めで相手を追い詰めるイメージを持っていたが、

著者の人情味が感じられる一冊。

  

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法

プロ弁護士の「心理戦」で人を動かす35の方法

 

 

ベンチャーズ☆ハイ

星4つ

起業家による私小説

昨年読んだ『不格好経営』や『絶対ブレない「軸」の作り方』など、

起業もののノンフィクションが面白かったので、本書に興味を持ち購入。

 

小説仕立てになっているが、

一部を除きほぼ実話と思われる起業の生々しいエピソードに引き込まれた。

読めばモデルが容易に想像できる有名起業家たちとのやりとりも興味深い。

 

「行動こそ最大の投資」という言葉が心に残った。

 

ベンチャーズ☆ハイ

ベンチャーズ☆ハイ